VL6180V1NR/1 近接センサー Time-of-Flight 近接センサー

VL6180は、STの特許取得済みFlightSense™テクノロジーをベースにした最新製品です。これは、対象物の反射率に左右されない絶対距離測定を可能にする画期的なテクノロジーです。対象物から反射された光の量（色や表面の状態によって大きく左右されます）を測定することで距離を推定するのではなく、VL6180は光が最も近い対象物に到達し、センサに反射するまでの時間（Time-of-Flight）を正確に測定します。

VL6180 は、IR エミッターと距離センサーを 2 イン 1 のすぐに使用できるリフロー可能なパッケージに組み合わせることで簡単に統合でき、最終製品メーカーが光学設計と機械設計の最適化に費やす時間とコストを削減します。

このモジュールは低消費電力動作向けに設計されています。測距測定は、ユーザーが定義した間隔で自動的に実行されます。複数のしきい値と割り込み方式をサポートしており、ホストの動作を最小限に抑えます。

ホスト制御と結果の読み取りはI2Cインターフェースを介して行われます。測定準備完了や閾値割り込みなどのオプションの追加機能は、2つのプログラム可能なGPIOピンによって提供されます。

デバイスには、VL6180を制御するC言語関数群からなる包括的なAPIも付属しており、エンドユーザーアプリケーションの迅速な開発を可能にします。このAPIは、適切に分離されたプラットフォーム層（主に低レベルのI2Cアクセス用）を介して、あらゆるプラットフォーム上でコンパイルできるように設計されています。