TLC2272ACDR オペアンプ - オペアンプ デュアル R/R オペアンプ

TLC2272とTLC2274は、テキサス・インスツルメンツのデュアルおよびクワッドオペアンプです。両デバイスともレールツーレール出力性能を備え、単電源または両電源アプリケーションにおいてダイナミックレンジを向上します。TLC227xファミリは、2MHzの帯域幅と3V/μsのスルーレートを備え、高速アプリケーションに最適です。これらのデバイスは、既存のCMOSオペアンプと同等のAC性能を備えながら、ノイズ、入力オフセット電圧、消費電力を従来品より2倍低減しています。TLC227xのノイズ電圧は9nV/√Hzで、競合製品の1/2の低ノイズを実現しています。

TLC227xファミリのデバイスは、高い入力インピーダンスと低ノイズを特徴としており、圧電トランスデューサなどの高インピーダンス信号源の小信号コンディショニングに最適です。消費電力が極めて小さいため、ハンドヘルド型モニタリングやリモートセンシングアプリケーションに最適です。さらに、レールツーレール出力機能を備え、単電源または両電源で動作するため、このファミリはアナログ/デジタルコンバータ（ADC）とのインタフェースに最適です。高精度アプリケーション向けには、最大入力オフセット電圧が950μVのTLC227xAファミリをご用意しています。このファミリは、5Vおよび±5Vで完全に特性評価されています。

TLC227xは、標準設計においてTLC27xの優れたアップグレードとなります。出力ダイナミックレンジの拡大、ノイズ電圧の低減、入力オフセット電圧の低減を実現しています。これらの強化された機能セットにより、より幅広いアプリケーションでの使用が可能になります。より高い出力駆動力と広い入力電圧範囲を必要とするアプリケーションには、TLV2432およびTLV2442デバイスをご覧ください。

設計にシングルアンプが必要な場合は、TLV2211、TLV2221、TLV2231ファミリーをご覧ください。これらのデバイスは、SOT-23パッケージに収められたシングルレールツーレールオペアンプです。小型で低消費電力のため、高密度実装のバッテリー駆動機器に最適です。