MAX5974DETE+T スイッチングコントローラ アクティブクランプ、スペクトラム拡散、電流モード PWM コントローラ

MAX5974_は、Power over Ethernet (PoE) 受電機器 (PD) アプリケーションにおいて、広入力電圧、アクティブクランプ、電流モードPWM、フォワード型コンバータの制御を提供します。MAX5974A/MAX5974Cはユニバーサルまたはテレコム入力範囲に適しており、MAX5974B/MAX5974Dは最低10.5Vまでの低入力電圧にも対応します。

これらのデバイスには、電源効率を向上させるための複数の機能が搭載されています。AUXドライバは、磁化電流を消費クランプ回路で無駄に消費するのではなく、再利用します。AUXドライバとメインドライバ間のデッドタイムをプログラム可能にすることで、ゼロ電圧スイッチング（ZVS）を実現します。軽負荷時には、スイッチング周波数を低減（周波数フォールドバック）することで、スイッチング損失を低減します。

MAX5974A/MAX5974Bは、フォ​​トカプラを使用せずに出力レギュレーションを実現する独自の回路を備えています。一方、MAX5974C/MAX5974Dは、従来のフォトカプラフィードバック方式を採用しています。1%リファレンスを備えた内蔵エラーアンプは、非絶縁設計において非常に有用であり、外付けシャントレギュレータが不要になります。

これらのデバイスは、独自のフィードフォワード最大デューティサイクルクランプ機能を備えており、過渡状態における最大クランプ電圧をライン電圧から独立させ、より低いブレークダウン電圧のパワーMOSFETの使用を可能にします。また、プログラマブル周波数ディザリング機能により、低EMIのスペクトラム拡散動作を実現します。

MAX5974_ は 16 ピン TQFN-EP パッケージで提供され、-40°C ～ +85°C および -40°C ～ +125°C の温度範囲での動作が保証されています。