AFE7799IABJ デュアルフィードバックパスを備えたクアッドチャネルRFトランシーバ 400-FCBGA -40～85

AFE7799は、4つのダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッタ・チェーン、4つのダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバ・チェーン、そして2つの広帯域RFサンプリング・デジタル化補助チェーン（フィードバックパス）を統合した高性能マルチチャネル・トランシーバです。トランスミッタ・チェーンとレシーバ・チェーンの高ダイナミックレンジにより、無線基地局向けの2G、3G、4G、5G信号の生成と受信が可能です。低消費電力と大規模チャネル統合により、AFE7799は、電力とサイズに制約のある4Gおよび5Gの大規模MIMO基地局に最適です。広帯域で高ダイナミックレンジのフィードバックパスは、トランスミッタ・チェーン内のパワーアンプのデジタル・プリディストーション（DPD）を補助します。高速SerDes速度により、データの入出力に必要なレーン数を削減できます。

AFE7799の各受信チェーンには、28dBレンジのデジタルステップアッテネータ（DSA）、広帯域パッシブIQ復調器、そしてプログラマブルアンチエイリアシングローパスフィルタを内蔵したベースバンドアンプが含まれ、連続時間シグマデルタADCを駆動します。RXチェーンは、最大200MHzの瞬時帯域幅（IBW）を受信できます。各受信チャネルには、2つのアナログピークパワー検出器と、受信チャネルの外部または内部の自律AGC制御を支援する各種デジタルパワー検出器、およびデバイスの信頼性保護のためのRF過負荷検出器が搭載されています。内蔵QMC（直交不整合補正）アルゴリズムは、特別な信号を挿入したりオフラインキャリブレーションを実行したりすることなく、RXチェーンのIおよびQ不均衡不整合を継続的に監視および補正できます。

各送信機チェーンには、2つの14ビット、3Gsps IQ DAC、それに続くプログラム可能な再構成およびDACイメージ除去フィルタ、IQ変調器が含まれています。
39dB範囲のゲイン制御を備えた広帯域RFアンプを駆動します。TXチェーンにはQMCおよびLOリークキャンセルアルゴリズムが統合されており、FBパスを活用することで、TXチェーンのIQミスマッチとLOリークを常に追跡・補正できます。